通り魔や殺人犯が語る「誰でも良かった」はすでに聞きなれたものになり、 今になってこの使い古された言葉に驚きの意を表することもあるまい。 しかしこのような状況にありながら、 被害者の親は「どうしてうちの子が」と途方に暮れる以外になすすべを持たない。
認識の欠如、それに基づく不対応。 楽観的に過ぎないだろうか。
武士が刀を帯びるように、武将が鎧を纏うように、 この現代においても相応の武装が必要なのだ。
しかしながら、たとえば鎧を着けて街を歩くわけにはいくまい。 それに快感――性的なものを含めて――を覚える人は構わないだろう。 しかし仕事の関係で、たとえば公務員が鎧出勤しようものならマスコミに叩かれかねないし、 そうでなくても警察に呼び止められる恐れもある。 もっと現代的な武装が求められている。
鎧はもっと日常的な、隠蔽されたものでなければならない。 一見したところ普通の服というのが理想的だ。
そこで我々テグリストは普通の服を改造することによりそれを達成した。 そして鎧と化した服をテグラアーマーと名付けた。